SEを辞めたいエンジニアの方へ ~辞めたい原因はSEじゃなくて職場かも?~
需要が高まり、IT人材の取り合いが発生している昨今。
一度この職に就くことができたら、食うに困らないと言われている「SE(システムエンジニア)」に折角なれたのに辞めたくなるのはどうして?
SEを辞めたいと思っているITエンジニアの転職先について今回は考えていきたいと思います。
SEを辞めたくなる4つの理由
折角なったSEですが、辞めたくなるにはそれなりの理由があります。
また、SEになれても、辞める原因になりかねない企業の特徴も合わせてご紹介します。
理由その①:仕事量に見合っていない給与
SEに関わらず、「給与」が理由で辞めたいと考える人はどの職種にも多いかと思います。
だけど「SEって高収入じゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、実は「労働時間=高収入」ではないんです…。
2022年に経済産業省が発表したIT関連産業の給与等に関する実態調査によれば、IT人材の年収は400万円~1,500万円と大きく開きがあり、
給与を貰える人は貰っているが、貰えない人は全然給与を貰えていないことが、この数字を見ると分かりますよね。
ではどうしてこんなに開きがあるのか、
- 貰えてない理由①:SEの経験年数が短い
- 貰えてない理由②:年齢が20代の若いSE
- 貰えてない理由③:残業代が込みの給与設定の会社に勤めている
- 貰えてない理由④:評価制度が曖昧な会社に勤めている
SEはスキルが求められる仕事なので、経験年数が短かったり、20代の若いITエンジニアだと給与の設定がそもそも低い傾向にあるようです。
また、残業をすることが前提の給与設定で、残業をすれば給与が上がるというような会社も少なくありません。そのため、こんなに残業しているのに給与がそれに見合っていないと感じるエンジニアも多いと思います。
SEという仕事は、売上という目に見える形で成果を上げられる営業とは違い、一人でシステムを1から10までを作っているわけではないので、目に見える成果として評価を得にくく、また会社自体の評価基準も曖昧であることが多いため、昇進して給与が上がるということは少ない傾向にあります。
こんなに頑張っているのに全然評価されないし、給与も上がらないと、転職を考えてしまう人も少なくないでしょう。
理由その②:長時間労働と勉強で時間に余裕がない
SEがどうして長時間労働になってしまうのかというと、まずは「人材不足」が大きいです。
そこに加え、
- クライアントや社内からの突然の仕様変更
- 仕様変更で発生するリソース不足
- 期限の短い無茶な納期
これらが原因で残業や休日出勤になることもしばしばあるSEですが、IT業界は技術進歩の激しい業界です。
SEとして働くためには、常に新しい技術や知識を学び続けなければなりません。またその間に、会社から指定の資格を取得するよう促されることもあるでしょう。
エンジニアはとにかく忙しい。残業や勉強に追われ、ワークライフバランスを保てず、精神を壊してしまったり、過労死寸前で肉体的にも疲弊している方も中にはいると思います。
過労死ラインは一般に、月に80時間と言われており、月20日出勤とすると、1日4時間以上の残業(12時間労働)に相当します。
また、システムエンジニア(SE)は過労死の多い職種の一つと指摘されています。
こんな無理な働き方をしていては、肉体的にもそうですが、精神的にもつらくなって辞めたくもなるでしょう。
理由その③:人間関係でトラブルになりやすい
納期が短い無茶なスケジュールを組んでいる現場や、社内やクライアントの仕様変更の多い案件などは、その案件のプロジェクトチームが常にピリピリしていることが多いです。
皆、差し迫る納期と仕様変更、人手不足、リソース不足から来る残業で疲弊しているのです。
人は自分に余裕がなくなってくると、人に優しくしたり、思いやりを持った言動が難しくなるものです。
段々とチーム内でコミュニケーションが取りづらくなっていき、意見の食い違いが発生し、プロジェクトに影響が出る可能性もあります。
人間関係に支障を来すと、精神的に辛いだけでなく、仕事もうまく行かなくなり、辞めたくなる人も多い傾向にあります。
理由その④:やりたい仕事ができなくてつらい
自分がやりたい仕事ができず、SEを辞めたいと感じてしまう人も少なくありません。
特に未経験から入った人や、スキルがある人は下記のような状況に不満を感じることでしょう。
- 社内SEで開発以外の業務も任される
- 下流工程しか任されない
- 上流工程を任されても開発の現場に関われない
社内SEあるあるですが、パソコン全般に関して詳しいと誤解され、開発とは全く関係のない仕事を「社内の何でも屋」として任されることもしばしばあり、本来の開発業務ができずに不満を抱える人もいます。
また、上流工程を期待して「Sler」に勤めたのに、下流工程の仕事が多く、開発の「特定の部分だけ」をずっとやっていて、同じ作業ばかりでやりがいを感じない人もいるのが実情です。
逆に上流工程に不満を持っている人は、企画書やヒアリングなどの書類仕事が多く、開発に関わりたいのにもどかしいと感じる人もいます。
やはり、どちらにしても、業務内容と理想のギャップが大きいとやりがいを感じられずにつらいと感じることもあるようです。
SEが辞めた方がいいのはこんな企業
要注意企業①:社員を大切にしていない
働いていて「社員を大切にしていないな」と感じる場合や「合わないな」と感じる場合は早めに見切りをつけて辞めることをおすすめします。
特にこんな会社は要注意です。
- 目先の利益を重視して無茶な納期の案件を受注してくる
- 社員の長時間労働や仕事量を把握していない・無視している
- 単価が上がったのにエンジニアにそれを還元しない
- パワハラやセクハラを相談したのに対応してくれない
社員の仕事量やそれに伴う長時間労働を把握していない。きちんとしたタスク管理が行えていない。またはそれらを把握しているが無視をしている。
その結果、目先の利益に囚われ、社員のことを考えずに無茶な短い納期の案件を受注し、パワハラ紛いの過重労働を迫るような会社はそのプロジェクトだけでなく、その会社全体がその傾向にあることが多いです。
こういった会社は改善が期待できないため、辞めた方がいいと言えるでしょう。
要注意企業②:自分の評価をしてくれる人がエンジニアではない
自分を評価してくれる上司や社長がITエンジニアではない場合、すべての人がそうとは限りませんが、結構な高確率で「正当な評価」というものが受けられない可能性が高いです。
過剰に評価をしてくれる分には良いのですが、逆に過小評価をされてしまうと、給与が上がらなかったり、やりがいを感じにくくなり、モチベーションの低下にも繋がるでしょう。
「餅は餅屋」という言葉があるくらいですから、SEは専門的な知識や技術を要する仕事なので、その評価をするのは同じく「専門的な知識や技術を持ち合わせている人」がベストでしょう。
要注意企業③:人の入れ替わりが激しく中間層が少ない
新人や入社して一年ほどの社員が多く、逆に会社の率先力になるはずの中間層が少ない会社は、評価制度が曖昧だったり、教育環境が整っていなかったり、人手不足の可能性があります。
中間層の社員は、スキルが身に付き、仕事がある程度できるので、新しく入って来た人に任せられないような仕事がその人に集中します。そのため、仕事量が多くなり長時間労働になりやすい傾向にあります。
また、そんな中間層の社員を評価制度が曖昧なために評価しきれず、「こんなに人の倍仕事をしているのにどうして評価されないの?給与が上がらないの?」と辞めてしまう中間層も少なくありません。
中間層がいなくなり、新人が増える中、今まで中間層が担っていた業務を教育などを行っていた「仕事ができる人」に集中していきます。
その結果、新人の教育がままならなくなり、人が育たず仕事ができる人ばかりに業務が集中し、人がまた辞めてしまう。そして「仕事ができない新たな人」を補充するという負のループに陥ってしまうのです。
辞めたい原因はSEの仕事じゃなくて、今の職場の働き方かも?
今は色々余裕がなくて、SE自体を辞めたいと思っている方もいるかもしれませんが、
もしかすると、それは「SEの仕事」に原因があるのではなく、今務めている会社の職場環境や、働き方があなたに合っていないのが原因かも知れません。
どちらにしても、現在の仕事を辞めることや、職を変更することはあなたの人生において大きな決断になることでしょう。
選択は慎重に進めることをおすすめします。
SEを続けた方が良い人の特徴①:SEの仕事内容が苦ではない人
SEの仕事は論理的思考力や問題解決力だけでなく、コミュニケーション能力など、様々なスキルが求められる仕事です。常に進化を続けるIT業界ですからそれに合わせて勉強も必要でしょう。
故に向き不向きがはっきり分かれる職業でもあります。
そのため、内容自体は苦ではないけれど、長時間労働が原因で疲れている、辞めたいと感じている人はSEに向いているので、続けるという選択肢を残しておいた方が良いでしょう。
SEとしてのスキルがある場合も同様で、嫌々やってスキルが身に付くなんてことはないので、自分に合う働き方が見つかれば、SEを辞めたいと感じずに気持ちよく働けるようになる可能性があるので、続けることをおすすめします。
ただ、そのままだと疲弊していくだけなので、今の職場環境や労働条件を見直して、自分に合った条件と環境の会社に転職した方が良いでしょう。
SEを続けた方が良い人の特徴②:働き方や職場環境が原因の人
SEを辞めたい理由が環境にある場合、SEを続けた方が良い可能性があります。
現状、働いている環境に不満を感じており、SEを辞めたいと感じている人は少なくありません。
辞めたいと感じている理由として、具体的には以下のようなものが考えられます。
- クライアントやチームとの「関係」や「相性」が悪い
- 年収が業務内容に見合っていない
- 長時間労働が常習化している
- 仕事とプライベートのワークライフバランスが取れていない
働き方や職場の人間関係は、職場の環境に大きく影響してきます。
職場を変えるだけで、環境や人間関係、働き方が改善することもあるため、SEを辞めてしまうのではなく、今の職場の働き方を見直すことが大切です。
一方、職場の環境に不満はないにもかかわらず、SEを辞めたいと思うのであれば、SE自体が向いていない可能性があります。
その場合は他の職種を検討するのが良いでしょう。
辞めたいと思っている人におすすめの働き方①:リモートワーク
今の職場環境や人間関係にトラブルを抱えて辞めたいと考えている人は「リモートワーク」がおすすめです。
リモートワークの良いところは、好きな場所や落ち着く環境で働けることや、通勤や退勤の時間を効率的に使えること、リモートのため、人間関係などのトラブルに発展しにくいことなどが上げられます。
ただし、スキルや経験件数のあるITエンジニアなら問題ありませんが、未経験のITエンジニアは、リモートワークだと周りに人がいないため、直接誰かに質問したり相談したりというのが難しいので、リモートワークは厳しいでしょう。
辞めたいと思っている人におすすめの働き方②:フリーランス
今の会社の評価の仕方や給与に不満を抱えて辞めたいと思っている人は「フリーランス」がおすすめです。
フリーランスになるメリットは、スキルがあれば会社に勤めるよりも高収入を得やすいことと、仕事や時間の自由度が高いことです。
ただし、それ相応のスキルが求められるだけでなく、直接クライアントと交渉などを行う必要があるので、高いコミュニケーション能力が必要です。
また、案件を獲得できないと収入が得られない「不安定さ」という部分がデメリットと言えるでしょう。
辞めたいと思っている人におすすめの働き方③:SES
今の会社の職場環境や働き方で悩んでいる、また評価や給与に不満を抱えて辞めたいと思っている人におすすめするのが「SES」です。
SESは、フリーランスとは違い、SES企業との雇用契約に基づいて固定給が支払われることが多く、安定した収入を得られます。
「それじゃあ、普通に会社に勤めてる今とそんなに変わらないんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、SESは通常の給与の他に案件報酬の還元というものがあります。
案件報酬の還元は、SESでアサインされた案件の報酬で、その報酬の中から何割かをエンジニアに還元するというものです。
勤めるSES企業によって還元率は異なりますが、一般平均だと50~60%と言われています。また、ITエンジニアの経験年数や持っているスキルによっても、案件報酬の価格が変わります。
スキルがあり、経験年数が高ければ、より高額な案件を受けることができるので、現在評価や給与で悩みを抱えているITエンジニア経験者にはおすすめです。
ちなみにSESでは受ける案件によって、リモートワークができる案件などもあるので、リモートでの働き方をしたい方にもおすすめです。
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例えば、基本給(固定給)が23万で、1人月60万円の案件だった場合、
「基本給:23万」+「還元分:16万円」=39万円が給与の合計支給額となります。
※基本給(固定給)はエンジニアの経験年数とスキルによって異なります。
給与:
月給 230,000円 ~ 425,000円
※想定年収 3,000,000円 ~ 5,000,000円
※経験・年齢などを考慮の上、当社規定により決定します。
引用:SE(システムエンジニア)中途採用 | 株式会社ウェブジェネレーションズ
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