~何をするべき?~SESでキャリアアップする方法【キャリアアップの具体例】

~何をするべき?~SESでキャリアアップする方法【キャリアアップの具体例】

SESエンジニアと言えば、技術力やスキルが単価として給与に直結しますが、
SESでキャリアアップはどのようにしたらよいのか、
また、どんなキャリアアップの道があるのかをご紹介します!

SESでキャリアアップってできるの?!

結論、SESでキャリアアップはできます!

SESでキャリアアップをするには、大まかに分けて2つの方法があります!

  • ①SESエンジニアとしてキャリアアップをする方法
  • ②SESから転職してキャリアアップをする方法

SESエンジニアとしてキャリアアップをする方法は、主に資格取得や自己勉強、様々なプロジェクトを通じてスキルアップを行い、専門性の高い希少価値のあるSESエンジニアとしてキャリアアップをする方法です。
次にSESから転職してキャリアアップをする方法は、フリーランスやSler企業、他のSES企業に転職を通じてキャリアアップをする方法です。

では具体的にどんなことをすれば良いのかをご紹介します。

SESエンジニアとしてキャリアアップする方法!

SESエンジニアとして働きながらキャリアアップをするには、勉強しスキルアップをすることも大事ですが、まずはキャリアプランを明確にすることが大切です。
やりたいこと・なりたいことは何なのか、最終的なゴールはどこなのかを明確にすることで、ゴールまでの道筋が見えてきます。

では、SESエンジニアのキャリアアップ、ゴールはどこなのか、大まかに2つのキャリアアップの道をご紹介します。

ITスペシャリストを目指す

まず、1つ目は「ITスペシャリスト」です!
ITスペシャリストは、特定の希少価値の高い専門知識を持つエンジニアのことで、ITスキル標準(ITSS)が定める専門分野のいずれかでレベル3以上のスキルを持っている必要があります。
このレベル1~3の評価は情報処理技術者試験に合格することで、判定が可能です。

  • レベル4:高度な知識と技能(情報処理安全確保支援士試験、ネットワークスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験)
  • レベル3:応用的知識と技能(応用情報技術者試験、AWS認定試験、CCNP)
  • レベル2:基本的知識と技能(基本情報技術者試験)
  • レベル1:最低限求められる基礎知識(ITパスポート)

上記の資格を取ることで、具体的には下記のような専門性の高いエンジニアになることができます。

  • ネットワークエンジニア
  • セキュリティエンジニア
  • クラウドエンジニア
  • データベースエンジニア
  • ブロックチェーンエンジニア
  • データサイエンティスト

ITスペシャリストになるためのキャリアパス

これはあくまで一例ですが、下記のようなキャリアパスがあります!

まずはプログラマーから始まり、OJTや研修、セミナー、自己学習で基礎的な知識を身に着け、エンジニアとしてより専門的な知識を習得します。
その後、システムエンジニアとして下流工程から上流工程まで様々なプロジェクトで実務経験を積み、資格を取得することで、ITスペシャリストになります。

ウェブジェネレーションズで、ITスペシャリストを目指してみませんか?

ウェブジェネレーションズでは、エンジニアが希望するキャリアプランに沿って、キャリアパスを一緒に考え、案件選びに反映しています。
エンジニアとして「やりたいこと」「なりたいもの」がある人は、ぜひウェブジェネレーションズへ!
一緒になりたいものを目指しながら働いてみませんか?

【20代 SESエンジニア】<br>未経験からウェブジェネレーションズで、<br>セキュリティエンジニアを目指す

【20代 SESエンジニア】
未経験からウェブジェネレーションズで、
セキュリティエンジニアを目指す

ITゼネラリストを目指す

ITゼネラリストとは、幅広い知識や経験、技能などを備え、多角的な視点を持つエンジニアのことで、ITスペシャリストとの違いは特定の専門知識への特化ではなく、幅広い知識と経験、技能を要求される点です。

具体的には下記のようなキャリアパスがあります。

  • フルスタックエンジニア
  • ITアーキテクト

ITゼネラリストを目指すなら、幅広い知識や経験、技能にプラスして、トラブルシューティング能力やコミュニケーションスキルも必要になります。

ITゼネラリストになるためのキャリアパス

ITゼネラリストはITスペシャリストとは違い、明確な資格を取得するというものはありませんが、幅広い知識やスキルを身につけて、さまざまな分野に対応できるエンジニアがゼネラリストです。
そのため、トラブルシューティング能力やコミュニケーションスキルも身に着けておく必要があります。

特にゼネラリストとして市場価値を上げるなら、PHPやPythonなどの複数のプログラム言語を習得し、フロントエンドやインフラなど幅広い分野での開発経験を積むと良いでしょう。

SESから転職してキャリアアップする方法!

転職でキャリアアップを目指す場合、目指すもの・やりたいこと・求めるものをよく考えキャリアプランを立てましょう!

例えば、給与アップならSlerや他のもっと条件のいい優良SESへの転職などがありますが、技術的な成長や独立などの場合はフリーランスへの転向があります。
具体例を見ていきましょう!

管理職を目指してSler企業に転職する

管理職やプロジェクトリーダー(PL)、プロジェクトマネージャー(PM)を目指している人は、Slerに転職すると良いでしょう。
Slerは「上流工程」の仕事が多く、大きなプロジェクトへアサインされる可能性が高く、マネジメントスキルが磨け、管理職へのキャリアアップの可能性があります。
また、高収入というのもSlerの魅力の一つです。

ただし、Slerは上流工程の仕事が主なため「残業が多い」というデメリットがある点も、転職の際には頭に入れておきましょう。
Slerについて詳しく知りたい方は、SESとSlerについて比較している記事があるので、見てみてください!

転身するならSES or SIer?向いているはどっち?

転身するならSES or SIer?向いているはどっち?

収入アップ・スキルアップを目指して他のSES企業に転職する

現在勤めているSES企業から他のSES企業へ転職を行うメリットは3つあります。

  • 収入・給与アップ
  • スキルアップ
  • 自分のキャリアプランにあった業務経験が積める

もしも、今勤めているSES企業で、自分のキャリアアップを考えた案件選びができなかったり、スキルに結び付かないような業務をずっと熟しているという方は、別の高待遇なSES企業に転職するのも、キャリアアップへの道筋の一つです。

転職のポイントは、案件を自分で選ぶことができることと、還元率が今よりも良いところを選ぶことです。
還元率が今よりも高いところを選ぶことで、収入的なキャリアアップもできます。
ただし、高還元にはブラックな会社もあるので、注意が必要です。

還元率について知りたい方は下記の記事がおすすめです!

SESの還元率ってなに?SESの仕組みについて

SESの還元率ってなに?SESの仕組みについて

フリーランスになる

最後は「フリーランスになる」です。
フリーランスは、自分のスキルに合わせて自分で仕事を選ぶことができ、報酬も自分で設定することができます。
より需要の高いスキルを身に着け、顧客を獲得できれば、今よりも高い収入を得ることができるでしょう。

ただし、フリーランスは仕事や収入が安定しない、確定申告などの事務作業も自分でしなければならないなどのデメリットもあるので、フリーランスへの転向を考える場合は頭に入れて考えましょう。

キャリアアップができない原因

SESでキャリアアップができると言っても、なかなか難しい場合もあります。
その原因は何なのか、どうすればキャリアアップができるのかを、自分が置かれている環境や仕事内容、スキルなどを照らし合わせながら分析していきましょう!

原因①:SES企業で働いているのにスキルがない

下記に当てはまる場合は、スキルや勉強、経験不足が原因でキャリアアップができない可能性があります。

  • 資格や技術の勉強を一切しない
  • マニュアルに沿った仕事をしているだけ
  • テスターのスキルしかない
  • ヘルプデスクの仕事をしている
  • エスカレーション業務

キャリアアップにはスキルと知識、経験が必要です。
スキルや知識、経験を身に着けるには、資格取得や勉強はもちろんですが、実務経験を積むことも重要です。

マニュアルに沿った仕事や、テスターのみの仕事、ヘルプデスク業務、エスカレーション業務など、直接のスキルに直結しない仕事をずっとしている場合は、より専門性の高い案件に変えてもらうことも考えてみてください。
自分のキャリアプランを考え、どんな風になりたいのか、どういう仕事をしたいのかのキャリアパスを相談し、しっかり受ける案件を見極めることが大切です。

案件が選べない、相談してもスキルアップに繋がる、実務経験を積めるような案件を任せてもらえない場合には、他のSES企業に転職することも考えてみましょう。

原因②:キャリアアップの環境が整っていない

下記に当てはまる場合は、今勤めているSES企業でキャリアアップの体制が整っていないのが原因の可能性があります。

  • 上流工程の案件がない
  • 会社のキャリアパスが曖昧
  • 自分で案件を選べない

SESはその性質上「上流工程」よりも「下流工程」の案件の方が獲得しやすく、キャリアアップの体制が整っていない企業はそもそも上流工程の案件を獲得できていない可能性があります。
また、自分で案件を選ぶことができない企業の場合、スキルアップや業務経験を積めるような案件にアサインされず、キャリアアップができないということがあります。

もしも、今いるSES企業で「上流工程をやりたい」と言っても、案件がないと言われた場合、上流工程を保有している優良SES企業に転職をするか「上流工程」の仕事が主なSlerに転職することをおすすめします。

原因③:ブラック企業に勤めている可能性がある

キャリアアップができない大きな原因は「スキルがないこと」ではありますが、その他にも今働いているSES企業がブラックで、スキルを身に着けてキャリアアップができるような状態ではない場合もあります。

SES企業に勤めていて、エンジニアを目指し、キャリアアップを考えている人で、下記に当てはまっている人は要注意です。
すぐに転職を検討することをおすすめします。

  • ITと関係ない仕事をしている

「ITと関係ない仕事をしている」場合、今勤めているSES企業が「ブラック」な可能性があります。
SESとは「システムエンジニアリングサービス」の略で、クライアントの依頼を受けてITエンジニアの技術力やスキルを提供することで報酬を得ます。
SESに勤めていて、ITと関係のない仕事をすることは、まずあり得ません。
エンジニアの仕事がしたい、キャリアアップをしたいと考えるなら、今すぐ転職をおすすめします。

SESのブラック企業について、詳しく知りたい方は下記の記事の「この特徴に当てはまったら要注意!【SESブラック企業チェックリスト】」をご覧ください!

もしかして、今の職場ってブラック?!~ブラックなSES企業の見極め方~

もしかして、今の職場ってブラック?!~ブラックなSES企業の見極め方~

引っ掛からないで!!ブラック企業のキャリアパス!

エンジニア未経験を狙ったブラックSES企業の手口

「未経験者大募集!仕事をしながらエンジニアの勉強ができる!研修期間後はエンジニアデビュー」なんてところは要注意!

未経験でエンジニアを目指し、キャリアアップを考えている人が引っ掛かりやすいのが、下記のようなブラックなSES企業です。

  • 研修で「ITとは関係のない仕事」をさせられる
  • 研修ではITのことを学ぶが、実際は「ITとは関係のない仕事」をしている

このパターンでよくあるのが、初めは研修や自社のカリキュラムでコミュニケーションスキルを養うために、携帯ショップや家電量販店、コールセンターなどに派遣され、研修期間が終わっても未経験で紹介できる案件がないと言われ、エンジニアになれず、そのままずっとITとは関係のない仕事をさせられ続けるというものです。

こういうエンジニア未経験者を狙った悪質なSES企業に引っ掛からないように、初めの段階で研修内容を確認し、研修の段階でおかしいなと思ったら直ぐに転職をすることをおすすめします。
長くいればいるほど、エンジニアとは程遠い仕事をし続けることになり、エンジニア職への再転職も難しくなります。

キャリアップできる優良SES企業の特徴

自分で案件を選ぶことができる

SESでキャリアアップを考えるなら、自分のキャリアプランに沿った案件選びが重要です。
特にITスペシャリストやITゼネラリストを目指している人は、実務経験を積む必要がありますし、下流工程だけでなく、上流工程の経験もあった方が良いでしょう。

そのため、エンジニアの意見を考慮してくれたり、キャリアプランに沿った案件選びをしてくれるようなSES企業はキャリアアップにおすすめです。

「案件選択制度」を導入しているSES企業を探してみてください!

キャリアアップの支援制度がある

エンジニアがどんなにキャリアアップを望み動いたところで、会社自体にそう言ったキャリアアップを支援してくれるような制度がなければそもそもキャリアアップは難しいでしょう。

キャリアアップができるSES企業には、キャリアアップの支援してくれる制度があります。
例えば下記のような制度のある会社がおすすめです!

  • 勉強会、セミナー・研修制度
  • 資格支援制度
  • 評価制度

勉強会やセミナー、研修などの制度はキャリアアップに欠かせないスキルアップに必要な教育を受けることができ、資格支援制度は資格を取得した際の受験費用を支援してくれるだけでなく、会社該当の資格を取得した場合に手当を支給してくれるなどのモチベーションアップにも繋がります。
ITスペシャリストやITジェネラリストを目指す人には嬉しい制度です。

さらに評価制度とは、キャリアプランニングのための評価制度です。
評価シートなどを用いて、上司からキャリアアップのためのアドバイスやフィードバックが貰えるので、キャリアパスが明確になり、よりキャリアアップに近づきます。

このブログ記事の作成者

ウェブジェネレーションズ ブログ編集部

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