【エンジニア必見!】SESに企業が欲しがる“強いエンジニア”が生まれる理由とは?!

「現場ガチャ」と言われがちなSESで、実は一部の人が「どこでも通用するエンジニア」になっている実態を分析!
技術力より先に必要な「適応力」「関係構築力」「問題発見スキル」が、どう鍛えられるのかをご紹介します!
なぜSESでは「強いエンジニア」が生まれるのか?!

SESを経験したエンジニアの強みとは?!「強いエンジニア」が生まれる理由について深堀していきます!
理由①:技術より先に「現場力」が鍛えられる
SESエンジニアは案件によって違う現場に配属されるため、技術スタックはもちろん、チームの文化や開発体制も毎回異なります。
そのため、開発力に加えて「現場での立ち回り方」や「臨機応変な対応力」が自然と養われます。
この「現場力」は、単なる技術力とは異なり、どんなチームでも円滑にコミュニケーションを取り、必要な情報を素早くキャッチアップし、周囲と協力しながら課題を解決していく力です。
例えば、初めてのプロジェクトで仕様が不明確な状況でも、自分から積極的に質問したり、先輩や他チームの動きを観察して動線を見極めたりすることで、チーム内で信頼を得ることができます。
こうした「現場での立ち回り」が上手くなるほど、技術的な課題に直面した時も自力で解決策を探し出す力が身につき、結果としてエンジニアとしての総合力が飛躍的に向上します。
理由②:「即戦力」が育つ
SESあるあるなのが、「初日からコードに入る」「マニュアルがない…」などの初日から実務を任されるケースです。
「まず設計書を読んで、1週間はキャッチアップして…」と言った丁寧なサポートが存在しない現場も多く、半強制的に“即戦力として振る舞う力”が育ちます。
こうした環境化では、「わからないことがあっても自分で調べて即座に対応する力」や「限られた情報から必要な作業を見つけ出す力」が必須になります。
その結果として、自己解決力や問題発見力が飛躍的に高まります。
また、即戦力を求められることで、効率的に成果を出すための優先順位付けやコミュニケーションの取り方も自然と身に付くので、短時間で上司やメンバーに的確な質問をする能力や、状況に応じて報告や相談のタイミングを判断するスキルなどが磨かれます。
このようなスキルはどの現場でも評価されやすく、結果としてキャリアの幅が広がり、転職市場でも高く評価される強みとなります。
理由③:成長の鍵は「否応なしに戦わされる」環境
SESの現場では、与えられるのを待つ暇がなく、やるしかない状況が続くことでスピード成長します。
常に新しい環境に晒されることで、本人の意思とは関係なく「成長せざるを得ない」環境に置かれ、この圧倒的な負荷が結果として高いスキルとタフなメンタルを形成します。
このような環境では、失敗やミスを恐れている暇もなく、試行錯誤を繰り返すことが日常になり、結果的に自分で考え、行動し、改善するサイクルが自然と身につき、実践的な問題解決能力が養われます。
さらに、短期間で成果を求められるプレッシャーの中で仕事を熟すことで、精神的なタフさも鍛えられ、どんな状況でも冷静に対応し、柔軟に切り替えられるメンタルが育ち、将来的にどんなプロジェクトでも活躍できる基盤ができあがります。
「否応なしに戦わされる」経験は、SESならではの成長機会であり、他のキャリアパスでは得にくい貴重な武器になります。
一般的なキャリアとの比較:自社開発とSESの違い

そもそもSESを経験したエンジニアとそうではない非SES経験エンジニアの差は何なのかを紹介いたします!
違い①:責任の種類
自社開発とSESでは、エンジニアに求められる責任の性質が大きく異なります。
自社開発では、長期的な視点で売上・利益の拡大や品質向上を継続的に担う責任があり、例えば新機能の設計や既存機能の改善、ユーザーからのフィードバックを踏まえたアップデートなど、半年~1年と言ったスパンで、ユーザーへの価値提供を求められます。
一方、SESの現場では、配属期間が比較的短く、案件の種類も様々です。
特にSESでは、急ぎのバグ修正や特定機能の一時的な追加対応、緊急リリースのサポートなど、短期間で明確な結果を出すことが求められます。
そのため、エンジニアの働き方や技術力や経験にも差が生じます。
自社開発では中長期的な視点に基づく設計力や継続的改善のスキルが重要視されるのに対し、SESでは「問題発見から解決までをスピーディーに熟す即戦力」が磨かれやすいです。
また、SESでは案件が切り替わるたびに新しい環境やチームに適応し、成果を出し続けることが求められるので、短期的な成果に繋げる能力や柔軟な対応力、効率的な問題解決力が自然と鍛えられます。
自社開発が「長期的な責任感と深いプロダクト理解」で価値を創る一方で、SESは「スピード感と適応力で成果を出す現場力」を育む環境です。
多くを学び幅広い知識で即戦力になるエンジニアになりたい方はSESが向いていると言えるでしょう。
違い②:環境と文化
自社開発では、組織文化や開発フローが整っている場合が多いですが、SESでは現場ごとにルールや慣習が大きく異なるため、様々な他社文化に触れる機会が多いです。
中でもよくあるのが、開発の進め方です。
短いサイクルごとで開発を行っていくアジャイル開発が浸透している現場もあれば、上流から下流に段階的に進めていくウォーターフォール開発で仕様書通りに進める現場もあります。
また、現場によってはドキュメントの整備やレビュー文化もまったく異なります。
一言一句レビューされる「品質重視」の現場もあれば、コードレビュー自体が存在しないケースもあり、新技術の導入に積極的なスタートアップ企業もあれば、保守性を優先して5年前の技術にこだわる大企業などもあり、多種多様です。
さらに、コミュニケーションスタイルにも幅があり、SlackやTeamsで常時やり取りする現場もあれば、週次の進捗会議だけでしか会話がないような現場や、英語が公用語のグローバルチーム、日本語オンリーでドキュメントも存在しない現場などもあります。
こうした文化・運用・完了の違いに適応しながら成果を出す経験が、後々エンジニアとしての柔軟性と器の大きさに影響していきます。
なので、自社開発の現場などで一つのことを集中的に行う経験も良いですが、20代や30代の若いうちは様々な場所で色んな経験を積むと良いでしょう。
自走力が育つ瞬間 ~現場で気づく3つの能力~

「聞く力」と「空気を読む力」
SESの現場では、事前情報やマニュアルが不足していることも多く、「分からないことをどう聞くか」「誰に聞けばいいか」が迷う所ですよね。
どこで養われるのが、「分からないことを言語化し質問する力」と「周囲の困りごとを観察し察知する力」です!
分からないことを言語化し質問する力は、曖昧な質問ではなく、「この部分の仕様が過去資料と異なるように見えますが、どちらが正でしょうか?」というように明確に言語化し、質問する力のことです。
また、周囲の困りごとを観察し察知する力は、発言の少ない人や進捗が遅れているタスク、詰まり気味のレビューなどのチームの空気を読み取って動く力が求められます。
このような「場を読む力」や「人との距離感の調整力」は、SES現場でこそ多く鍛えられ、開発スキルと同じくらい大切な武器となります。
SESで生き残る人ほど、単なる技術者ではなく、「対人スキルを武装した開発者」へと進化しているのです。
調べる→試す→報告する のPDCAの回転率
PDCAとは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の4つの段階を繰り返し、業務改善や品質向上を行うサイクルのことを指します。

SESでは、マニュアルも教育係もいない中で、「自分でググって、自分で試して、ちゃんと報告する」力が自然と習慣化されるので、このPDCAが良く回り自走力につながります。
教えてもらう前に「とりあえず動ける」姿勢は、自社開発でも、受託開発でも、どんな現場でも重宝されます。
ちなみに、より効率的に動くには以下の方法がおすすめです!
- NotionやZenn、Qiitaに小さくまとめて公開する(非公開でもOK)
- 毎日の作業ログ・詰まりポイントをSlackやChatで可視化する
- 「誰かに教える前提」で調べて整理する習慣を持つ
現場で必要とされる「エンジニア力」
現場でよくあるのが、黙っていて発言しない、動かないエンジニアです。
そういうエンジニアは「いないのと同じ」になりがちなので、開発チームの中で「必要とされる存在」になるためには、行動が求められます。
具体的には下記のようなアクションをすると良いでしょう!
- 朝会や夕会などの定例で「困っていることはないか」「自分にできることはないか」を周囲に聞いてみる
- 「○○の対応、もし空いていれば自分がやりましょうか?」と提案してみる
- タスクの棚卸しやドキュメント整理など、誰もやらないが重要な仕事を拾う
こうした「自ら拾いにいく姿勢」が信頼と存在感につながり、その積み重ねで「現場で必要とされるエンジニア」になります!
SESを「修行」で終わらせないために必要なこと

上記の厳しい環境を聞くとどうしても「修行」などの言葉が出てきてしまうかもしれません。
ですが、この環境化は厳しい反面、ぬるま湯に使っているよりも遥かに成長率が早いということです。
例えば、これから独立してエンジニアをしたい方や、もっと色んな現場で技術や経験を積みたいと思っているエンジニアにとってはかなり好機な環境でもあります。
なので、このSESという厳しい環境をただの「修行」で終わらせないために必要なことをご紹介いたします!
「やらされる」から「選びにいく」姿勢へ
配属された現場でただ受け身になっていると、経験は積めても成長しきれません。
「この現場で何を得るか」を自分で設定する意識が鍵です。
技術を伸ばしたいなら、この現場ではTypeScriptの型設計を学び切るなどの目標や、チーム内での信頼を得たいなら、毎週1つ、能動的に改善提案を出してみるなどの目標。開発の上流工程を経験したいなら、設計や要件定義の会議に同席させてもらえるよう頼むなどの目標を予め自分の中で決めておくのが良いでしょう。
目標を立てて仕事をすると、日々の行動に軸が生まれ、成長の質も速度も大きく変わります!
「実績を言語化」してストックしておく
どの現場で、どんな課題をどう解決したか。
その一つひとつをポートフォリオのように言語化しておくことで、転職・キャリア形成時の武器になります。
例えば、ただ「SESで働いていました」だけでなく、「〇〇案件で△△課題に対して□□対応し、成果を出しました」という具体的な実績を示せるので、面接官や採用担当者に強い印象を与えられます。
また、実際に課題解決した経験を言語化していることで、「単なる理論や知識だけでなく、現場での実践力がある」と認識されやすくなります。
他にも、自分がどんな分野や技術に強いか、どんな役割で成果を出してきたかを整理できるので、キャリアの軸が明確になり、次のステップの選択肢も定まりやすくなります。
キャリアアップや案件単価を上げたい人はこれをやっておくと良いでしょう!
ゴールを定めて「スキルアップ」を設計する

SESに限らず、受託開発でもそうですが、「なんとなくで案件をこなす」を繰り返していると、結局何者にもなれないまま年月だけが経ってしまいます。
まずは自分の将来の理想像から逆算し、案件や学習の選び方を調整する必要があります!
例えば、Pythonなどは、AI/機械学習、バックエンド、データ分析の分野でかなり重宝され、AI・データサイエンス領域で需要も増しているので、案件単価も高い傾向にあり、幅広い分野で応用でき、単価も伸びやすいです。
一方、PHPや古いVBA案件などは、確かに案件数が豊富で入り口としては参入しやすいですが、単価が伸びづらい傾向があります。
特にレガシーシステムの保守や改修が中心の場合、スキルの汎用性や転用性が低く、キャリアの選択肢が狭まるリスクがあります。
もちろん、どんな言語・技術にも価値はありますが、選ぶ案件や言語、技術が直接影響されるSESでは、学ぶ言語や技術によって数年後のキャリアや年収に大きな差が生まれるので、慎重に見極めが必要です!
まとめ

SESは一見すると「運に左右される働き方」に見えるかもしれませんが、そこで得られる経験値は決して侮れません。
強いエンジニアの多くが、現場という実戦の場で揉まれながら「自走する力」を培っています。
もしあなたがSESとして働いているのなら、「ただの下積み」で終わらせるのではなく、「実戦経験の宝庫」として捉えてみてください。
その視点が、あなたの未来を大きく変えるかもしれません。
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