【失敗したくないなら】フリーランス事前準備!押さえておくべきポイント

皆一度は「フリーランス」という道を考えたことはあるのではないでしょうか?
今回はフリーランスを始める前の前準備として、押さえておくポイントについてご紹介します!
フリーランスを始めるには
フリーランスとは、企業や組織に属さず、個人で仕事を受注する働き方の一つで、自分のスキルや専門知識を活かして、依頼ごとに求められる技術やコンテンツを提供し、その対価として報酬を受け取ります。
フリーランスで事業を始める際は、税務署に開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)を提出すると良いでしょう。
原則、開業届を出さない場合の罰則などはありませんが、節税や公的支援、資金調達などの面でデメリットがある他にも、開業届を出すと青色申告ができるようになり、屋号名義の銀行口座を開設できるようになるなどのメリットがあるので、フリーランスを始める場合は、開業届を出すことをおすすめします。
また、社会保険に入っている場合、継続しない限りは「国民年金」「国民健康保険」に切り替えを行う必要があるでしょう。
メリット

フリーランスになる最大のメリットは、「自由」ですが、他にも具体的なメリットを見ていきましょう。
- 自分の好きな「仕事」ができる
- 自分の好きな「時」に働ける
- 自分の好きな「場所」で働ける
- 在宅なら通勤の必要がない
- 自分でスキルやキャリアプランに合った案件やプロジェクトを選べる
- 報酬を100%自分に還元できる
- 技術力があれば「高い報酬」が期待できる
- 自分の「スタイル」で働ける
- 人事異動や転勤などの心配がない
- 定年がないため何歳でも働ける
働く場所や時間、仕事の内容を自由に決めることができ、エージェントやクラウドソーシングなどを使わない限りは、報酬も働いた分は「100%」自分に還元されます。
そのため、会社員とは違い、自由に休みや勤務時間を決めることができるだけでなく、固定給ではないので、仕事をすればするほど上限なく収入を得ることが可能です。
また、会社に属していないので、会社の都合に振り回されることなく、転勤や人事異動、定年の心配などがありません。
デメリット

メリットばかりに目が行きがちですが、始める前に下記のようなデメリットについても押さえておきましょう。
- 仕事や収入が安定しない
- 休むと「収入が0になる=有給休暇がない」
- 確定申告などの「事務作業」も自分でしなくてはならない
- 加入できない社会保険がある
- 保育園への入園が難しくなる可能性がある
- 社会的な信用が低くなる
- 将来が保証されていない
フリーランスは、仕事がないと収入が0になってしまうため、仕事があれば良いですが、ない場合や働けない期間が発生した場合は、会社員ではないので有給というものがなく、給与が0の状態になってしまいます。
女性の場合だと、妊娠・出産などで「産前休業や産後休業」があるため、大体3カ月ほど働けなくなる期間が発生してしまうので、妊娠や出産の予定や計画がある方は、フリーランスを始める前に慎重に検討を行いましょう。
また、加入できない保険などがあり、子供がいる場合は「保育園の入園」が審査基準によっては会社員と比べて不利になることがあり、入園が難しくなる可能性があります。
フリーランスに向いている人

フリーランスは、基本的に「クライアント」対「自分一人」の状況なので、クレーム対応やトラブル対応などを一人でやらなくてはならないだけでなく、上手く相手をなだめて次につなげることができなければ、仕事を失う=収入が得られないということになりかねません。
そのため、トラブルになった際のコミュニケーションスキルだけでなく、トラブルを回避する言い回しやトラブルに至る前のミスなどを事前に自分で見つけて対応する力も必要ですので、そう言ったトラブル対応やチェック・管理能力がある人は、フリーランスに向いているでしょう。
フリーランスに向いていない人

フリーランスは、間にエージェントやSES企業、クラウドソーシングなどのシステムを挟まない限りは、作業やお客様対応などを一人で行うことになります。
そのため、休んでしまうと、休んでいる間のお客様対応や、作業がストップしてしまうので、ネガティブ思考で精神に体調を左右されやすい人や、体調を崩しやすい人はあまり向いていません。
会社に所属していないこその自由ですが、会社というフィルターを挟まない分、己で対応しなければならないことが多く、そう言った対応が苦手な人や決断ができない人はフリーランスには向いていないでしょう。
フリーランスを始める前に押さえておくべきポイント!
フリーランス1年目の約80%は年収200万円以下

フリーランス1年目は課題も多く、特に実績が少ないため案件の獲得に一番苦労するタイミングです。
そのため、フリーランスの1年目の約80%は年収200以下になることが多いです。
フリーランスを始める前に、1年は様子を見れるだけの貯金を用意しておくと良いでしょう。
安定的に案件を獲得する方法は、積極的に自己PRを行うだけでなく、次に繋げられるような営業的な動きも必要です。
また、何度もリピートしてくれる馴染みのクライアントを獲得を目指しましょう。
お金に関する準備は必須
売上やコストの管理だけでなく、税金面の対応でフリーランスになった後は、自分で確定申告行わなくてはならないので、帳簿付けなどの会計業務もきちんと行いましょう。
税金のことを考えず、儲けた後にすぐに使ってしまうとその後の税金を納めるタイミングで貯金が全部なくなった…ということもよく聞く話です。
税理士さんにお願いすると「費用がかかるし、自分でやろう!」と思う方もいるかもしれませんが、税理士費用と税金を天秤にかけた時に、意外と税理士さんにお願いした方が税金対策などの面で、安く済んだかも…なんてことも、結構あります。
自分だけでは難しい場合は、フリーランスを始めるタイミングで税理士さんにお願いすると良いでしょう。
初期投資は大事

1年目はどうしても収入が少なくなってしまうため、躊躇してしまいがちですが、エンジニアでフリーランスをやるなら、初期投資はかなり重要です!
特に会社に勤めていた時は会社がPCを支給してくれたり、ツールなどの費用も会社が負担してくれていましたが、フリーランスになると、それらは全て自分で負担することになります。
PCは高い処理能力がある方が、案件の幅が広がりますし、できることも増えます。
また、クラウドソーシングやフリーランス向けのお仕事紹介サービスなどを初期投資で使用することで、比較的安定してフリーランスをスタートすることができます。
クライアントには当たり外れがある
当たりのお客様もいれば、中には外れのお客様もいます。
また、報酬交渉や作業内容の交渉に失敗すると「普通に会社に勤めていた方がよかった…」なんてことにも…。
ここからは、フリーランスでよくある契約時の失敗例をご紹介します!
- 作業量や作業時間に対して、報酬が見合わない場合がある
- クライアントの言いなりになって振り回される
- お客様からの支払いが何ヵ月経っても未払いになることも
間に会社を挟んでいない分、上記のようなトラブルに見舞われた場合、自己責任になります。
そのため、交渉の際にお客様を見極めることもフリーランスには必要な能力です。
トラブル回避のために、契約時の交渉は慎重に行いましょう。
また、トラブルを事前に回避するには、間に会社や人、システムを挟む方法もあります。
エージェントやクラウドソーシングサービス、SES企業を挟むことで、仕事を受ける受けないの判断材料になる情報を事前に知れたり、話を聞いてみたけどやっぱり難しいとなった場合でも、間に何かを挟んでいると断りやすかったりなどのメリットもあります。
トラブルになった際も、事務的に間に対応してくれるので、そこまでの大事になりにくいというのも良い点と言えるでしょう。
仕事の探し方

フリーランスをやるなら、予め仕事の探し方は考えておくのがベストです。
特に、初めて1年は実績作りが必要なので、人の繋がりなどの人脈は広げて置くのが良いでしょう。
では具体的にどんな探し方があるのか見ていきましょう!
- 求人サイトで業務委託案件を探す
- SES企業に案件を紹介してもらう
- クラウドソーシングを利用する
- エージェントを利用する
- ポートフォリオを作って営業をかける
- 人から紹介してもらう
安定的に案件を獲得するには、積極的に自己PRを行うだけでなく、次に繋げられるような営業的な動きも必要です。
ポートフォリオなどで実績を伝えられるようにしたり、セミナーやエンジニア交流の場などで名刺交換をし、人脈を広げるのも良いでしょう。
また、一度案件を受けて終わりの単発の顧客ではなく、何度もリピートしてくれる馴染みのクライアントを獲得を目指しましょう。
ウェブジェネレーションズでは、フリーランスの方との業務委託も行っております!
お仕事を案件を探しているフリーランスエンジニア向けの待遇もご用意しております。
また、フリーランスから正社員になりたいというエンジニアの方も大歓迎です!
札幌のIT企業に興味のあるフリーランスエンジニアの方があれば、下記のリンクからカジュアル面談でお話してみませんか?

辞め時はあらかじめ決めておくこと
フリーランスは、良い条件の案件を獲得できたり、定期的にお仕事をくれるクライアントを見つけることができれば、還元率が100%なので普通に会社に勤めるより、多くの報酬を得ることができます。
ですが、案件が獲得できない場合は収入が0になります。
直ぐに案件を見つけ、収入を得ることができれば良いですが、そうでない場合、収入が0の状態が続くことになります。
フリーランスでよくあるのが、下記のようなパターンです。
- 月の収入が途絶えた
- 税金で貯金が尽きた
- 思ったより稼げなかった
- 結局フリーランスだけでは食べて行けず、アルバイトを掛け持ちしている
上記のような状態に陥ってしまった場合、フリーランスになるよりも代えってどこかの会社に勤めていた方が良かった。なんてこともあります。
「フリーランスのために貯めていた準備金が尽きたらやめる」
「2年経って年収300万円行かなかったら辞める」など、
ある程度のこのラインまで来てしまったら、フリーランスを辞めるなどの線引きは予めしておくと良いでしょう。
フリーランスって潰しが効かないってホント?!
結論から言いますと、そんなことはありません!
人間生きている限りは、どうにでもなります。
お金が尽きて来ると悲観的にもなりますが、フリーランスをやっていたというのは、エンジニアとしてはアドバンテージになることもあります。
また、フリーランスエンジニアの経験というアドバンテージを活かして、フリーランスを続けながら固定収入を得る方法や、フリーランスから正社員になる方法をご紹介します!
「出戻り転職」で元の会社に戻ることもできる

一度退職した会社に戻ることを所謂「出戻り転職」と言います。
「出戻り」と聞くとあまり良い印象にないようにも感じますが、出戻り転職にはこんなメリットがあります!
- 業務内容を理解しているので「即戦力」となる
- フリーランスで得た経験や知識を活かしてキャリアアップを図れる
- 給与が前よりも上がる可能性がある
出戻り転職の良いところはもう既に元の場所の状況をある程度把握している点です。
仕事の内容や人間関係、社風をもう把握しているので、失敗のリスクが少なく、また即戦力となるため、採用の可能性が高いです。
ただし、出戻り転職ができるのは「穏便に円満退職した」場合に限りますので、そこはご注意ください。
また、元同僚や元上司とのコネクションやコントタクトを取ることも重要なので、出戻り転職を検討される際は事前の根回しをしておきましょう。
「SESで正社員」になることもできる
「収入が安定しなくて、フリーランスはやはり厳しい。」
「元の会社には絶対に戻りたくない。」
「でもフリーランスのような自由度は捨てたくない…。」
と、考えている方におすすめなのがSESです!

SESは、フリーランスと同じように案件を自分のやりたいことやスキルによって、SES営業の方と相談しながら決めることができます。
そのため、他と比べても「リモートワーク」や「時短勤務」などの働き方の自由度が高いのもSESの特徴の一つです。
またSESエンジニアは、SES企業に雇用されるよう形なので「正社員雇用」が一般的で、福利厚生を受けられるだけでなく、固定給にプラスして還元報酬というのも得ることができます。
フリーランスエンジニアのように、案件報酬の還元率100%ではありませんが、その代わりに平均50%~60%前後の還元報酬を受け取ることができ、仕事がない待期期間中でも、安定した固定給と福利厚生を得ることができ、有給休暇もあります。
SESに興味がある方はいませんか?
ウェブジェネレーションズでは、経験者エンジニアを募集しております!
案件の希望反映や内容はもちろん、単価なども全てエンジニアの方に開示してからアサインを行っています。
エンジニアの事情や希望に応じて案件の単価のご相談などのサポート体制も充実しています。
フリーランスをしていたけど、あまり軌道に乗らずもう一度正社員として固定給で働きたいという方や、フリーランスを継続しながら固定の収入がほしいという方がいれば、一度お話してみませんか?

「正社員+副業」で継続することもできる

他の企業に入り、フリーランスを副業にする方法もあります。
安定した収入を本業で得つつ、フリーランスを副業とすることで、収入を安定させながら仕事をすることができます。
フリーランスの方が軌道に乗れば、本業を辞めれば良いですし、フリーランスが上手くいかない場合は、本業に一本化するという選択の幅も広がります。
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