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【企業タイプ・職種別で見る】エンジニアの残業事情!残業が少ない企業の選び方とは?

【企業タイプ・職種別で見る】エンジニアの残業事情!残業が少ない企業の選び方とは?

「多い・長い」とよく言われているIT業界でエンジニアの残業問題!
エンジニアでも企業タイプや職種によって、実は残業が少ないところもあるってご存知でしょうか?
今回はそんなエンジニアの「企業のタイプ」や「エンジニアの職種」別に残業の多い・少ないところについて深堀していきます!

そもそも、なぜIT業界は残業が多いのか

なぜIT業界は残業が多いのか全体的な原因としては、IT需要の拡大や少子高齢化による労働人口の減少、IT技術の進歩などが上げれます。
また、IT企業やエンジニアにおける「残業」や「過重労働」などのネガティブなイメージの定着も背景と言えるでしょう。

エンジニアの残業が多い理由

エンジニアの残業が多い一番の理由はやはり「人手不足」です!
他にも、エンジニアならではの理由もあるので、ご紹介いたします。

  • 突発的なトラブル対応
  • 無理な納期スケジュール
  • 突然の仕様変更
  • 仕事の属人化

エンジニアの場合は人手不足の他にも、専門知識やスキルによる「仕事の属人化」というものが起こりやすく、そこに加えて突発的なトラブル対応や突然の仕様変更などで納期が削られていき、結果的に残業が多くなってしまうというケースが多い傾向にあります。

また、ブラック企業だと採用で新たな人材を補充しても、待遇が悪いと辞めてしまいますし、新しい人をどんどん入れることによって、さらに仕事の属人化が起こり、特定の人物に負荷がかかり、更なる退職者を生んでしまう。
という負のスパイラルが発生している場合もあります。

特に「中間層」がいない企業は、この負のスパイラルに陥っているブラック企業の可能性が高いので、要注意です!

残業が多いデメリット

残業が「悪い」とは一概には言えませんが、それはきちんと残業代が支払われていて、かつ精神的にも肉体的にも安定しているというのが大前提です。

ではそのことを踏まえて、残業が多いことによるデメリットを見ていきましょう。

  • 残業代が支払われない場合がある(みなし残業・見込残業)
  • プライベートな時間がなくなる(ワークライフバランスが崩れる)
  • 肉体面での健康リスク(過労死など)
  • 精神面での健康リスク(うつ病、適応障害など)

繁忙期や年末年始などの局所的に忙しく残業になりやすいというのはありますが、慢性的に残業が続く場合、健康リスクやうつ病により働けなくなってしまうリスク、過労死リスクなどもありますので、1カ月に100時間を超える残業がある場合は、転職することをおすすめします。

仕事や職場はそこだけではありません!
過労死ラインで働かなくても、あなたという貴重なIT人材を求めている企業はたくさんあります!

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残業の少ない職場って実際あるの?

結論から言いますとエンジニアでも残業の少ない職場はあります!

ただし、選ぶ企業のタイプや職種によって異なるので、今回は残業が多い・少ない「企業タイプ」や「職種」について詳しく深堀していきます!

【平均残業 月20時間以内!】残業少なめエンジニア職種は?

IT業界全体の平均残業時間は約23時間で、エンジニアだと平均残業時間は一般的に月20時間~30時間程度と言われています。
一般的にホワイトと呼ばれる企業の月の残業平均は20時間程度とされているので、月平均が20時間以内のエンジニア職種に絞って残業時間を見ていきましょう!

  • 社内SE:月平均の残業 約10時間
  • 運用・保守系エンジニア:月平均の残業 約12時間
  • インフラ系エンジニア:月平均の残業 約20時間

社内SEは定型業務が中心なことが多く、深夜までの急な残業や徹夜作業などは少ないようです。
また、運用・保守系やインフラ系のエンジニアは、夜間のシステムメンテナンスやトラブルがなければ残業はほとんど発生しないと言われており、シフト制や交代制で決められた時間内だけで業務を行うところもあります。

逆に「残業が多い」エンジニア職種は?

  • システムエンジニア:月平均の残業 約21時間
  • ネットワーク系エンジニア:月平均の残業 約23時間
  • WEB系エンジニア:月平均の残業 約25時間
  • 組み込み系エンジニア:月平均の残業 約28時間
  • セキュリティ系エンジニア:月平均の残業 約33時間

セキュリティ系やネットワーク系のエンジニアはトラブル対応などが多いことや人材不足の要因で残業時間が多い傾向にあるようです。
また、組み込み系は残業が多いタイプの企業に勤めている傾向が高いので、残業がその分長いようです。

と、こんな感じにエンジニアの職種や分野、担当領域によって残業時間が異なることが分かります。

では、どんな企業タイプのところに行くと、残業が多くなるのか、また少なく済むのかを見ていきましょう!

残業が「多い」企業タイプは?

SIer(上流工程メイン)企業

SIerは主に納期管理やトラブル対応、マネジメント管理、クライアント対応などの上流工程を担当し、開発を含む下流工程は外注するケースが多いため、必然的に残業が多くなる傾向にあります。
また、SIerに勤めるエンジニアの平均残業時間は、月30時間~40時間と言われており、SEの平均残業時間と比べても残業が多く、プロジェクトによっては月70〜100時間超えの場合もあるようです。

さらに、SIer企業に勤めるエンジニア+リモートワークが組み合わされることで、残業が多くなる傾向にもあります。

その理由としては、SIer企業でリモートワークを行う場合、時間内に業務が終わらない=持ち帰って仕事をする=残業が増えるからです。
リモートワークは良い側面も多いですが、SIerはみなし残業や見込残業などのところが多いので、注意が必要です!

ただその分、給与が高い傾向にあるので、残業が多いのを承知の上で年収アップを狙う人におすすめです。

受託開発(プロジェクト規模大きめ・難易度高め)企業

受託開発企業のエンジニアの平均残業時間は、一般的には月20時間~30時間と言われています。
エンジニアの平均残業時間と大体同じくらいと言えますが、「プロジェクト」によってこの部分は変わるので要注意です!

なぜプロジェクトによって変わるというのが要注意かと言いますと、受託開発企業は納期やクライアントの都合による残業(トラブル対応や急な仕様変更など)が発生しやすいく、プロジェクトの規模が大きく、難易度が高いほど、残業が多くなる傾向にあります。

そのため、残業をなるべく避けたい人は、面接時などで事前に具体的な残業時間や労働条件について確認しておきましょう!

自社開発(サービスが売れていない・競合が多い)企業

自社開発は比較的に残業が少ないとは言われてはいますが、社員数が少なく、競争の激しいアプリや、競合の多いシステムやサービスの自社開発をしているところは残業が多いようです。
競合のサービスに負けないように新たな機能の実装や仕様変更などが頻繁に発生しやすく、カスタマイズ対応などがある場合、残業時間が多くなる傾向にあります。

自社開発と聞いて飛びつくのではなく、転職の際はホワイト企業かの確認もしましょう!

残業が「少ない」企業タイプは?

自社開発(サービスが売れている・競合が少ない)企業

先ほどご紹介した「自社開発(サービスが売れていない・競合が多い)企業」とは逆に「自社開発(サービスが売れている・競合が少ない)企業」の場合は高確率で残業が少ない可能性が高いです!

そもそも、自社開発企業はサービスやシステムを自社で開発しているため、納期を自分たちで調整しやすく、残業が少ないと言われています。
ですが、納期を後ろ倒しにしてしまうとその分売上に繋がらないというデメリットがあるので、サービスが売れていて、尚且つ競合が少ないサービスやシステムを自社開発しているところは残業が少ない傾向にあります!

ただし、ホワイトな自社開発企業は人気が高く、求人の応募倍率も高いので、面接を受ける際はしっかりと事前の就活対策が必要なので準備しておきましょう!

元請けの受託開発企業

元請けの受託開発企業とは、クライアントから直接システム開発などの仕事を請け負う企業のことで、クライアントの要望を直接ヒアリングし、予算やスケジュール、システムの要件定義・設計などを行います。
受託開発は下請けになればなるほど、残業が多くなる傾向にあるため、受託開発企業に転職するなら「元請け」をしているところがおすすめです!

ただし、配属されるプロジェクトによっては「下請け」のものも中にはあるので、入る会社の残業時間や規定、プロジェクトでのフォロー体制などは事前に確認しておきましょう!

SES企業

SESは、クライアント企業にエンジニア常駐し、技術を提供を行う働き方なので、比較的残業は少な目の業界です!
また、常駐型の働き方なので、仕事の属人化が起こりにくく、案件も自分で選択することができるので、明らかに「この案件残業ヤバそうだな…」というものはSES営業と話して、事前に回避したり、場合によっては別の案件に変更してもらうことも可能です!

残業をなるべく回避したい人には、SESのこんなところがおすすめ!

SESは「納品物」ではなく「労働時間(工数)」を技術提供という形でSES企業とクライアント企業間で「準委任契約」を行っているため、直接の命令権はSES企業側にあります。

そのため、

  • 準委任契約の場合、定められた就業時間を超えて働く義務がない
  • 目的は納品ではなく、あくまで技術提供なので、残業は少なめ
  • 残業の命令権はクライアント企業ではなく、SES企業側が持っている
  • クライアント企業側が直接エンジニアに残業命令の指示はNG
  • SES営業経由で残業を断ることも可能

と、過酷な労働や残業を強いられる状況は回避が可能です!

また「案件選択制」のSES企業を選ぶことで、SES営業の方にあまり残業ができないということを伝えておけば、残業少なめな案件を紹介して貰えるので、残業をなるべくしたくない人にはおすすめです!

ウェブジェネレーションズのSESエンジニアの2025年2月の平均残業時間は?!

2025年2月、先月のウェブジェネレーションズで働くSESエンジニアの平均残業時間は7.75時間でした!
ちなみに繫忙期などの忙しい時期のMAXは27時間です。

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このブログ記事の作成者

ウェブジェネレーションズ ブログ編集部

ウェブジェネレーションズ ブログ編集部

ウェブジェネレーションズのブログ編集部です。
SESやホームページ制作、システム開発、DXなどの話題を詳しく掘り下げた記事を投稿しています。

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