新SES案件選択制!案件ガチャからの脱却【自分にあった案件選び】
会社都合で案件を決められてしまい、トラブルや退職理由の原因となる「案件ガチャ」ですが、
実はもう自分で案件を選べる時代が来ています!
今回はそんな新たなSESの考え方の一つである「案件選択制度」をご紹介いたします!
案件を自分で選べないSESはもう古い?!案件選択制の新SESとは
案件選択制とは
SESの案件選択制とは、エンジニアが自分のスキルやキャリアプラン、ライフスタイルに合わせてエンジニアが自由に案件を選べる制度のことです。
案件ガチャ回避には案件選択制が重要!
基本的にSESはアサインされた案件のクライアント先に常駐するので、所謂「案件ガチャ」というものが存在しています。
この案件ガチャには、ハズレや当たりがあります。
ですが、同じ案件でもハズレたと感じる方や当たったと感じる方、人によって感じ方は様々です。
例えば、上流工程をしたいエンジニアの場合は、下流工程の案件をアサインされれば、案件ガチャにハズレたと感じます。
しかし逆に、下流工程をしたい人からすれば、上流工程の案件をアサインされると案件ガチャにハズレたと感じます。
つまり「案件ガチャにハズレた」=「SES営業とエンジニア間での案件のミスマッチ」が起こっているということです。
この案件ガチャによるのミスマッチを回避するには、自分で自由に案件を選べることが重要なんです!
案件選択制度~導入の背景~
なぜ、この案件選択制度が導入されたのか。
それは元来の古い所謂ブラックSESから新SESに徐々に業界が切り替わって来ているというのが大きな要因です。
元々の古いSESと言えば、低収入でスキルアップが難しいというものがありました。
なぜ低収入でスキルアップが難しいかというと、他にも要因が複数ありますが、中でも自分で案件を選べないというのが大きいです。
基本的にSESは仕組み上、従業員(SESエンジニア)をクライアント先に常駐させればさせるほど、大本のSES企業側が儲かる仕組みです。
そのため、そのエンジニアに適していない案件でも、とりあえずアサインしておけば、SES企業側に報酬が支払われるため、エンジニアの希望や意見があまり通らない業界でした。
ですが、2018年頃から続いているエンジニア不足により、エンジニア需要が加速したため、ITエンジニアの人材がIT業界で奪い合いになり、エンジニアにとってより良い条件や環境などが求められるようになりました。
昨今ではそう言った背景から、SESのブラックな部分が見直され、新しいSESの在り方への取り組みが広がってきています。
そこで注目が集まったのが「案件選択制度」です!
- 「自分で案件を選ぶことができる」=「スキルアップに繋がる案件を選択できる」=「スキルアップで単価の高い案件も受けることができる」
案件選択制度を導入することで、スキルアップやキャリアアップ、年収アップなどの道が開かれ、負のループを抜けることが可能になったというわけです!
案件選択制度のメリット
SESの退職理由の多くは、職場の環境が合わなかったり、仕事内容が思っていたのと違った、キャリアアップできるような案件に入れないなどの「ミスマッチ」が原因の傾向にあります。
案件選択制度を導入しているSES企業では、エンジニアが希望する案件の条件を伝え、スキルシートを作成し、SES営業の担当者に提出することで、希望条件にマッチした案件を紹介してもらえます。
また、面談では案件の業務内容や開発環境、雇用期間などの詳細な情報を説明してもらえるため、エンジニア自身が理解した上で面談に進むことができるのです。
下記では、そんな自由度の広がる案件選択制度の具体的なメリットについてご紹介いたします。
自分のスキルにあった案件を選べる
スキルにあった業務というのはとても重要で、あまりにも自分のスキルとかけ離れた高いスキルが必要な案件の場合、分からないことが多く、何をするにも時間がかかり、かなりストレスがかかります。
逆に自分の持っているスキルよりも簡単すぎる案件だと、やりがいがなく、つまらないと感じ、モチベーションの低下にも繋がります。
案件選択制度は、自分のスキルにあった案件を選ぶことができるので、やりがいやモチベーションの向上にも繋がるでしょう!
自分のキャリアプランに合わせて案件を選べる
やりたいことや、目指しているキャリアは人それぞれなので、自分の目指す方向にあった案件を選ぶことが重要です。
例えば、ITスペシャリストを目指している人であれば、下流工程の案件ばかりでなく、上流工程の案件の経験も必要です。
そのためには、会社都合で勝手に案件が決められるのではなく、自分でキャリアプランに最適な案件選びが必要になってきます。
案件選択制度なら、事前に上流工程の案件を希望したり、逆に下流工程をNGにするなど、自分のキャリアプランにあった案件選択が可能です。
自分のライフスタイルに合わせて案件を選べる
育児や介護、地方在住など、人によって事情は様々で、それぞれのライフスタイルがあります。
そう言った事情を考慮せず、仕事を続けるというのはなかなか難しいですよね。
案件選択制度では、時短勤務や在宅勤務など、自分のライフスタイルに合わせて案件を選ぶことできます。
例えば、フルリモートの案件や、リモートと出社を組み合わせたようなハイブリッド出社の案件などを選択することが可能です。
選べない「案件選択制度」には注意!
前述で紹介した案件選択制度ですが、なかには「案件選択制度を導入しています!」と言っているにも関わらず、実は選べない…なんてところもあるので、注意が必要です!
そもそもなぜ、案件選択制度を導入しているにも関わらず、案件が自由に選べないかというと、選べるほど案件を持っていないのが原因です。
SESの営業が弱く、エンジニアが選べるほど案件がないところは、採用募集や求人には案件選択制度と書いているのに実際入ってみると案件を選ぶことができない傾向にあります。
ミスマッチなSES企業に転職してしまうと、結局会社の都合で案件にアサインされてしまい、自分のキャリアプランやスキルに合わないような案件に入る結果となってしまいます。
失敗しない!案件選択制度のある優良SES企業の見極め方
注意が必要な「選べない案件選択制度」を導入しているSES企業に転職してしまわないように、優良SES企業の見極めるポイントを押さえておくことが大切です。
ポイント①:希望をきちんとヒアリング・反映してくれる
エンジニアのやりたいことやキャリアプラン、スキルレベルをヒアリングし、案件紹介時にヒアリング内容をきちんと反映してくれるSES企業は優良の可能性が高いです!
特に採用前にどんな案件に入りたいか、キャリアプランについてきちんと話を聞いてくれるところがおすすめです。
採用前に聞いてくれるところは、持っている案件と照らし合わせて、この人ならマッチするかも!と、エンジニアのことを考えながら初めからあたりをつけてくれているところが多いです。
ポイント②:案件内容の詳しい説明をしてくれる
案件紹介時に、案件内容を詳しく教えてくれるところがおすすめです。
案件選択制度では紹介された中から自分で案件を選びます。
そのため、案件内容を詳しく知れないと案件を選ぶにも、判断が付きません。
なので、案件選びに重要な業務内容や開発環境、期間、求められるスキルなどの詳しい情報を説明してくれるところは、エンジニアと案件のマッチ率などをきちんと考えて、案件を紹介してくれるところが多いです。
ポイント③:紹介される案件数が多い
前述でも説明した通り、そもそも紹介される案件が少なければ選ぶ幅がありません。
そのため、紹介される案件が多ければ多いほど、SES営業が強い優良SES企業の可能性が高いです!
ただし、紹介される案件数が多くても、何でもかんでも紹介されている場合は注意が必要です。
紹介される案件の内容が、自分の希望が反映された案件なのかは、きちんと確認しましょう。
ポイント④:NG案件を聞いてくれる
不得意なことやライフスタイルの違いは、人によって様々です。
そのため、どんなことがNGになるかは人によって異なりますが、「長く働く」「楽しく働く」ことを考えると、下記のようなNGを聞いてくれるSES企業がおすすめです。
- 残業に関するNG
- 業務内容に関するNG
- 経験やスキルはあるが苦手な分野や言語に関するNG
キャリアアップを考えている人は業務内容に関するNGがあると思いますし、不得意・苦手という理由からNGを出す人もいます。
家族や趣味、副業などの理由でプライベートを大切にしている人は残業に関するNGがあります。
そう言ったNGを事前に伝え、案件の紹介時に反映して貰えれば、案件とエンジニアのミスマッチも防げますし、選ぶ手間も省けます。
また、NGがOKなところは、NGがあっても案件を選べるほど持っているということなので、SESの営業が強い企業の可能性が高いです!
ポイント⑤:案件の移動や辞退ができる
案件を選び、入ったところまでは良かったが、クライアントの常駐先の状況によっては、下記のような問題が発生するケースもあります。
- 常駐先でのパワハラ
- 紹介内容や面談で聞いていた内容と違った
- エンジニアと常駐先の認識のズレやギャップ
- 常駐先から直接残業を命令される
上記のようなトラブルが発生したときに、案件を変えてくれたり、SES企業側からクライアント企業側に話をしてくれたり、しっかり対応してくれるSES企業はかなり良心的なSES企業です。
特に、SESは「SES契約」の基、業務を行っているので、常駐先であるクライアント企業側から直接「残業命令」がある場合は、偽装請負として違法行為になるので、きちんとSES営業の担当者が対応してくれるところを選びましょう。
ポイント⑥:案件に入った後もサポートしてくれる
案件に入った後も、面談などを通して、きちんとサポートしてくれるところを選びましょう。
案件に入った後に、上記のようなトラブルに見舞われる場合や、途中でキャリアプランの方向性を変更した場合、ライフスタイルが変わったなどの理由で、案件の希望条件やNG内容が変更になる可能性もあります。
そう言った場合を考慮し、常にSESの営業担当者とコミュニケーションが取りやすいという環境がとても大切です。
特に気軽に相談にのってくれたり、キャリアプランの話をじっくり聞いてくれるような場を定期的に設けているSES企業はエンジニアの意見や話をきちんと聞いてくれるので優良と言えるでしょう!
今のSESに悩んでいる・転職を考えている人へ
ウェブジェネレーションズでは、エンジニア一人ひとりのキャリアプランやライフスタイルに合わせて案件を紹介しています。
また、定期的にキャリアプランについてのヒアリングや、現場状況の確認・サポートを行っています。
【ITスペシャリストを目指す】社内エンジニアインタビュー
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キャリアアップで考える自分にあった案件選び
案件選びでキャリアアップ!それぞれのキャリアプランに合わせたおすすめの案件をご紹介いたします!
ITスペシャリストを目指す人向けの案件選び
ITスペシャリストになるには業務経験やスキル、専門的な知識が必要です。
スキルアップや業務経験を積むなら、下記のような案件がおすすめです。
- 上流工程の案件
- 自分の専門とする分野に精通した案件
上流工程の案件は、要件定義や機能定義、構成管理、計画立案など、システム開発・設計のとっかかり部分の経験が積めます。
また、要件定義ではクライアントへのヒアリングなどを行うため、プログラミングスキル以外のスキルが身に付きます。
ITスペシャリストと言えば、特定の希少価値の高い専門知識です。
そのため、自分のやりたい分野・特化させたい分野の案件を選ぶと良いでしょう。
年収を上げたい人向けの案件選び
SESで年収を上げたいなら下記のような単価が比較的高めな案件がおすすめです!
- 上流工程の案件
- 単価の高いプログラミング言語を使う案件
- マネジメント経験が必要な案件
特に「Ruby」「Go言語」「Python」「Swift」「Kotlin」のような言語は、案件単価が高い傾向にあります。
ちなみにGo言語はGoogleが開発したオープンソースのプログラミング言語で、大体60万~80万の相場のところが多いので、おすすめです!
また、キャリアアップで収入を上げる方法もあるので、気になる方はこちらの記事がおすすめです。
~何をするべき?~SESでキャリアアップする方法【キャリアアップの具体例】
スキルを身に着けたい人向けの案件選び
プログラミングスキル
プログラミングスキルを身に着けたい人は、初心者でもとっつきやすく、比較的学習コストの高くない「Java」「JavaScript」「PHP」を使用する案件がおすすめです。
「Java」「JavaScript」「PHP」はOS環境を選ばず、汎用性の高いので、需要が高い傾向にあります。
マネジメントスキル
マネジメントスキルを身に着けたい人は、上流工程の案件がおすすめです。
上流工程は要件定義、基本設計、詳細設計、構成管理、計画立案などシステムの構造や動作の定義だけでなく、開発メンバーの管理や顧客へのヒアリング資料作成などの技術以外のスキルが磨ける案件です。
案件選択制度があるSES企業選びでおすすめ!~カジュアル面談~
カジュアル面談とは、選考前に企業側と求職者がカジュアルに話をして、互いの知りたい情報を交換する場のことです。
面接ではないので、採用の合否に関係のない非常にカジュアルな面談です!
そんなカジュアル面談を利用して、案件選択制度やどんな案件があるのか、案件が決まった後のサポートについて聞いてみるのはいかがでしょうか?
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