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停滞してしまったITエンジニアへ「成長できない…」と限界を感じたら

停滞してしまったITエンジニアへ「成長できない…」と限界を感じたら

IT業界に身を置くエンジニアの方は、日々新たな技術や進化についていくために勉強は欠かせません。
ですが、自分の努力やマインドだけではどうにもならないことがあるのも事実…。
もしかしたら、今あなたが伸び悩んで限界を感じているのは、職場や環境のせいかもしれません。

成長に限界を感じている…もしかしてそれって職場環境のせいかも?

エンジニアが成長に限界を感じてしまう原因は大きく分けて「内部要因」と「外部要因」の2つあります。

「内部要因」は個人の問題で、マインドやチャレンジ精神などの個人の精神によるものです。
そのため、己を見直し、自己改善を行う必要があります。

「外部要因」は職場や会社の体制などの周囲の環境によるもので、サポートや制度が不十分なためにエンジニアへ影響を与えてしまっています。
そのため、環境の改善、もしくは変化が必要です。

この2つですが、内部要因であれば自己改善を行えばいいだけの話ですが、外部要因はそうは行きません。
今回はそんな「外部要因」にフォーカスを当てていきます!

自分のマインドのせいかもしれないと、思い悩んでいる方へ
下記に当てはまる人は「外部要因」が成長の妨げになっているかもしれません。

開発の機会が少ない職場で働いている

  • 業務内容が資料作成メイン
  • テスターの仕事が主
  • ヘルプデスク業務が多め

開発業務が少ないということは、プログラムを直接書く機会が減っているということです。
持っている技術は使わなければ、どんどん手は鈍っていき、新しいことに挑戦する機会がなければ、どんどんついていくのが難しくなってきます。
そうなってしまうと、だんだん自分のやりたい仕事ができなくなっていき、キャリアパスからどんどん外れて行ってしまいます。

例えば、上流工程で実務経験を積み、ITスペシャリストを目指していたのに、開発の機会が少なく学べるや積める経験も少ないため成長が止まり、ずっと下流工程をやっている。
なんてこともあるでしょう。

となると、自分の思い描いていたキャリアパスとは異なる結果となり、キャリアプランの変更を考える必要が出て来るかもしれません。

ずっと同じ案件を続けている

自社開発や社内SEなどで「入社してから何年も同じ案件で同じことをしている」という方はいませんか?
特にこんな職場に勤めている方は注意が必要です!

  • 同じ技術やツールを繰り返し使用している
  • チームやプロジェクトが停滞し、新しいことをしなくなった
  • 同じ繰り返し業務で、楽する方法が身についてしまった

同じ案件でずっと同じ技術やフレームワークを使っていると、新しい言語や技術を使う機会がなく、スキルアップが難しくなります。
また、プロジェクト自体が停滞している場合は、挑戦の機会もなく、どんどんモチベーションが低下していき、技術力の低下にも繋がります。

このように初めは「外的要因」のせいだったものも、モチベーションが下がることで、内的要因まで引き起こされてしまう負のループに陥ってしまいます。

エンジニアと関係ない仕事をしている

よくあるのが、エンジニアとして入社したのに「全くエンジニアとは関係のない業務をさせられる」ケースです。

テスターや資料作成なんかはまだマシな部類で、コールセンターや家電量販店、携帯ショップに派遣されるパターンが一番最悪なケースです。
この手のブラック企業に勤めてしまった場合は、資格を取ろうとも、プライベートな時間を削ってプログラミングの勉強をしても、永遠にエンジニアの業務が振られることはありません。

直ぐに転職を検討しましょう。
居ればいるほど、成長とは程遠く、エンジニアからは遠のいていきます。

成長できない環境にいると発生するデメリット

成長できない環境に身を置いていると段々と麻痺してきますが、この記事を読んでいるということはこのままではダメだと薄々感じているのではないでしょうか?
今一度、自分が置かれている環境を振り返り、デメリットについて考えてみましょう。

デメリット①:単価や給与が上がらない

フリーランスエンジニアや副業エンジニア、SESエンジニアなどの技術力、スキル、実務経験などの成長度によって単価に影響のある働き方をしているエンジニアにとっては給与が下がってしまったりする可能性があります。
また、自社開発や受託開発企業に勤めるエンジニアも、人事評価の基準がスキル・技能評価が含まれる場合、成長が止まると同時に給与が今以上に上がらない、もしくは場合によっては下がってしまうなんてこともあり得るでしょう。

例えば、エンジニアの需要の市場が変わってしまった場合に「求められる技術について行けず、役職やプロジェクトから下ろされてしまい、結果的に給与が下がってしまった」なんてことも考えられるでしょう。

デメリット②:やりたいことができなくなる

エンジニアとして成長が止まるということは、スキルや技術の習得が滞るということです。

「自分のやりたい仕事ができなくなる」
「キャリアパスから外れてしまう」

例えば、上流工程で実務経験を積み、ITスペシャリストを目指していたのに、成長が止まってしまって、ずっと下流工程をやることになってしまった。
なんてことも考えられます。

となると、自分の思い描いていたキャリアパスとは異なる結果となり、キャリアプランの変更を考える必要が出て来るかもしれません。

また、年収を維持するために、本来自分のやりたかった事と、かけ離れた仕事をしなければならなくなる可能性もあります。

デメリット③:技能が低下する

エンジニアにとって技能や技術力は、飯のタネです!
手が鈍り、それが低下するということは、まだまだ発展途上の若手エンジニアや、フリーランスエンジニア、副業エンジニアなどの方にとっては死活問題です!

これからどんどん伸びで、知識を蓄えて経験を積み、スキルアップをし、昇進や給与アップ!となるはずが...
逆に新しい技術に対してついていけなくなり、どんどん技能が低下。
仕事も任されなくなって行き、手がなまってしまう…なんて負のループに陥る可能性すらあります。

今の状況を打開するには~ここが成長の分岐点~

上司に相談してみる

今の現状を打開する一番「難易度の低い方法」は、上司に相談してみることです。

環境要因での成長ストップは、6割方問題は上司に関連しています。

まず、実務経験やスキルアップで一番重要な「アサインされる案件」については、上司との意思疎通で大幅に改善されます。
そもそも、自分のやりたいことやキャリアプランを上司に相談することで、自分に適した案件をアサインして貰えるようになる可能性が高いです。

また、アサインされない場合は理由を聞くことで自分の足りないものが見えてくるだけでなく、指摘を受け入れることで成長にも繋がります。

ただし、明確な指摘やアサインの条件がない場合や、きちんと納得が行くような説明がない場合は、そもそも適した案件にアサインする気がない可能性が高いので、転職を視野に入れることをおすすめします。

副業を始めてみる

現状の環境でダメなら、新たな環境を自分で生み出すという方法もあります。

この方法は副業/WワークOKの会社に限りますが、副業ならば今の本業の業務にプラスして、自分のスキルアップに繋がる案件を自分で選び受注することができます。
受注の方法は下記のようなものがあります。

  • エージェントを利用する
  • クラウドソーシングを利用する
  • SNSなどの繋がりから案件を受注する
  • 知人・家族の紹介で案件を受注する

上記のような何かしらの方法で一度案件を受注し、定期的に案件を獲得することができれば、フリーランスに転身するという新たな道を開けるでしょう。
また、実務経験やスキルアップだけでなく、本業の給料にプラスで副業の報酬が得られるところも良い点です。

副業は報酬を得られるだけでなく、技術を身に着けてから他のもっと良い条件の企業に転職するという道もできるので、一石二鳥の方法です!

転職して環境を変える

転職は環境の変化を得るには一番の方法ですが、現状の安定を考えるとなかなか踏み切るのは難しいところではありますよね。

今の給与とやりたいこと実現へのためのキャリアプランを考えながらみていきましょう!

「受託開発」企業への転職

受託開発企業は、クライアントからの依頼でシステム開発やソフトウェアの開発を会社で請け負い、成果物を作成して納品します。
そのため、定常案件でない限りは全てショット案件になるので、1つの案件が終われば、また別の案件に配属になり、様々な案件を経験することができます。

ただし、受託開発企業に入る場合は、下記のポイントを押さえておきましょう!

  • 人事評価制度が「年功序列制」のところ
  • 月の残業平均が45時間を超えるところ
  • 中間層のエンジニアがいないところ

人事評価制度が「年功序列制」のところは、スキルやエンジニアとしての技術評価やキャリアアップ制度はほぼないものと思った方が良いです。
特に面談がない、あってもほぼ無意味のようなところは、エンジニアの意見が反映されにくく、自分のキャリアやスキルに合わせて案件にアサインされることはほぼないに等しいです。

また、中間層のエンジニアがいない企業や、月の残業平均が45時間を超える企業は、人手が足りていないため、セミナーや勉強会、技術交流会などのスキルアップ環境が整っていない。または、そんな余裕がない状態のところが多いので、転職の際は上記の点を事前に確認しておきましょう。

上司や環境に左右されない「フリーランス」

フリーランスは、自分で案件や働き方を決められるため、会社特有の理不尽な環境や当たりはずれのある上司に左右されずに、全てのことを自由に決められます。
ただし、下記のようなデメリットもあるので、ご注意ください!

  • 収入が安定しない
  • 案件を獲得できないと収入は入ってこない
  • 契約も、案件獲得も、確定申告などの事務作業も、全部自分でやらなければならない
安定とキャリアプランを考えた転職がしたい方には「SES」がおすすめ!

SESは、一般的に正社員としてSES企業に雇用され、クライアント先に常駐してお客様のプロジェクトで技術提供という形で業務を行います。
そのため、固定給で収入は安定しており、SES企業の福利厚生も受けることができます。

また、SESの性質上、1つの場所で同じ案件をし続けるということはなく、色んな他社で様々な開発経験を積むことができます。
さらに、案件選択制度を導入しているSES企業なら、案件をSES営業の方と相談しながら選ぶことができるので、自分のスキルやキャリアプランに合わせたプロジェクトに入ることができます。

なので、こんな方におすすめです!

  • 正社員・固定給の安定した働き方をしたい
  • 実務経験を積みたい
  • 大小様々な開発案件を経験したい
  • 自分のスキルやキャリアプランに合った案件に入りたい

上記の話を聞いて、SESに興味はありませんか?
ウェブジェネレーションズでは、正社員で固定給32万円+案件報酬の還元分、交通費は全額支給、住宅手当・リモート手当ありの条件で、SE(システムエンジニア)の方を募集しています。
また、案件選択制度の他にも、1対1での社長との面談もあり、エンジニアの意見が反映されやすい環境を作っております!

【失敗しない転職先選び】エンジニアが成長できる環境とは?

自分のレベルよりも少し難易度の高い案件にアサインしてくれる環境

成長するためには、ずっと同じ環境にいるというのは良くありません。
常に挑戦できる環境が成長にはとても重要です。

一番いいのは、エンジニアの技量に合わせて難易度の少し高い案件にアサインしてくれる上司を持つことですが、どんな上司に当たるかは正直「ガチャ」のようなもので、運次第と言えるでしょう。

上司ガチャを回避して、確実に自分にあった案件に入りたい人は、案件を自分に合わせて選ぶことのできる「案件選択制」を導入している企業がおすすめです。

案件選択制は、案件やプロジェクトの内容を事前に教えてもらい相談しながら、自分のスキルレベルやキャリアパスにあった案件を選び・参画する制度のことです。

相談しながら自分にあったプロジェクトに入ることができるので、予め自分に合わないような成長に繋がりそうもない案件を省いたりできミスマッチなどが起こりにくく、着実に自分の成長に繋げることができるでしょう!

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上司とキャリパスやスキルアップについての意思疎通が取れる環境

案件やプロジェクトを紹介してくれたり、アサインしてくれるのは結局のところ上司です。
そのため、上司との意思疎通が上手く取れていない環境にいると、自ずと自分の成長からは遠のいてしまう傾向にあります。

自分のキャリアプランやスキルアップについて常に相談できる環境に身を置くことで、より自分の成長に繋がるような案件やプロジェクトにアサインして貰え、スキルアップや実務経験に繋がるでしょう。
また、ITエンジニアの場合は技術職なので、持っているスキルや技術をきちんと評価のできる同じエンジニア職の上司が望ましいです。

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専門知識を持った優秀なエンジニアが在籍している環境

良い環境には自ずと良い人材が集まるものです。
逆に優秀なエンジニアが一人もいない環境というのは、目標にできる人物がいない、成長のビジョンであるモデルケースがないということです。
「自分もこうなりたい」「この人から技術を学びたい」「この人のやっていることをできるようになりたい」と、思えるような人物がいる環境は、スキルアップやキャリアアップなどの成長面だけでなく、モチベーションの向上にも繋がります。

学べる環境には学びの師がいるものです。

スキルアップ・キャリアアップに協力的な環境

栄養のない土で作物が育たないように、そもそも「キャリアアップやスキルアップに協力的ではない」環境の整っていない場所で成長するのはとても難しいです。

特に若手や経験年数の浅いエンジニアは、常にセミナーや技術交流会などを積極的に行っているような企業や、社内研修や勉強会など教育環境が整っている企業に行くことをおすすめします。

また、ある程度の経験年数のあるエンジニアは、相談しながら案件を自分に合わせて選べる「案件選択制」の企業や資格支援などをしてくれる企業がおすすめです!

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このブログ記事の作成者

ウェブジェネレーションズ ブログ編集部

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